赤ちゃんがよく動くようになったら、テープタイプからパンツタイプのおむつへ切り替えるのがおすすめです。
しかし、どのタイミングで切り替えた方がいいのか悩んでいるママ・パパも少なくないのではないでしょうか。
そこで本記事では、パンツタイプのおむつへの切り替えの目安を解説します。
パンツタイプおむつのサイズの選び方も紹介しますので、赤ちゃんが身近にいる方はぜひ参考にしてみてください。
INDEX
パンツタイプのおむつはいつから?
パンツタイプのおむつへの切り替え時期は、赤ちゃんの個人差により大きく異なります。
一般的な目安として、6ヶ月〜7ヶ月頃から導入する家庭が多いです。
この時期は、赤ちゃんがハイハイを始め、お座りができるようになる頃と重なります。
ただし、以下のような条件が揃ってからの切り替えをおすすめします。
- 寝返りが自由にできる
- お座りが安定している
- 活発に動き回るようになった
- テープタイプのおむつを自分で外してしまう
最近は、テープタイプとパンツタイプの中間的な商品も増えており、スムーズな移行をサポートしてくれます。
決して焦らずに、赤ちゃんの成長に合わせて進めていくことが大切です。
なお、夜用としてはテープタイプを継続使用する方も多いため、併用するのも一つの方法です。
パンツタイプとテープタイプおむつの違い
パンツタイプとテープタイプおむつの特徴を詳しく解説します。
パンツタイプは、普通の下着のように履かせるタイプのおむつです。
主に7ヶ月頃からの赤ちゃんに適しており、横は縫い合わせてあります。
一方で、テープタイプは、赤ちゃんを寝かせた状態で着用する従来型のおむつです。
横からマジックテープで留める形状で、新生児から使用できます。
パンツタイプとテープタイプおむつのメリット、デメリットを以下にまとめました。
おむつタイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
パンツタイプ | ・立ったまま交換できる ・動き回る赤ちゃんでも素早く交換できる ・トイレトレーニングの練習に適している ・赤ちゃんが自分で着脱しやすい ・普通の下着に近い感覚で履ける | ・価格が比較的高い ・サイズ調整の融通が利きにくい ・汚れがひどい場合は脚まで汚れる可能性がある ・新生児期は使用できない |
テープタイプ | ・新生児から使える ・サイズ調整が細かくできる ・寝た状態での交換が楽 ・漏れにくい ・コストが比較的安い | ・動き回る赤ちゃんの交換が大変 ・外出先での交換に場所を取る ・赤ちゃんが自分で着脱しにくい |
両タイプとも状況に応じて使い分けることで、より効果的なおむつ生活が送れます。
特に移行期は、パンツタイプとテープタイプの両方を併用すると便利です。
パンツタイプのおむつに変更する際の注意点
パンツタイプのおむつへの移行は、赤ちゃんの成長における重要な節目となります。
最も重要なのは、急いでパンツタイプのおむつへ切り替えないことです。
テープタイプに慣れている赤ちゃんにとって、パンツタイプは大きな環境変化となるため、段階的な移行が推奨されます。
まずは日中のみパンツタイプを使用し、夜はテープタイプを継続するのがおすすめです。
これにより、赤ちゃんが新しいおむつに徐々に慣れていくことができます。
また、外出時は慣れるまでテープタイプを使用すると安心です。
パンツタイプへの移行開始時期は、個々の赤ちゃんの発達状況を見極めましょう。
ハイハイやつかまり立ちが始まり、自由に動き回れるようになってきた頃がパンツタイムへの切り替えの目安となります。
ただし、夜間のおむつ替えは寝かせた状態で行うため、テープタイプの方が便利な場合も多いです。
最初はパンツタイプの履かせ方に戸惑うかもしれませんが、赤ちゃんを立たせた状態か、膝を立てて寝かせた状態で履かせるのがコツです。
また、履かせる際は両側のギャザーがきちんと広がっているか確認することで、モレを防げます。
おむつの上からパンツを履かせるような要領で、ゆっくりと丁寧に行いましょう。
パンツタイプおむつのモレ対策
ここからは、パンツタイプおむつのモレ対策を2つ紹介します。
- おむつのギャザーやひだが出ているか確認する
- 赤ちゃんの体に合ったサイズを選ぶ
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おむつのギャザーやひだが出ているか確認する
パンツタイプのおむつで最も注意すべき点は、ギャザーやひだの確認です。
おむつの両脇にあるギャザーは、尿や便のモレを防ぐ重要な役割を果たします。
履かせる際は、必ずギャザーを指でしっかりと引き出し、赤ちゃんの肌に密着させましょう。
特に足回りのギャザーは、よじれやめくれが起きやすい部分です。
おむつを履かせた後、太ももの付け根部分のギャザーが内側に折れ込んでいないか確認してください。
ギャザーが内側に入り込んでいると、そこから漏れる可能性が高くなります。
また、お尻周りのギャザーも重要です。
おむつを上げる際は、お尻全体をしっかりと包み込むように調整します。
ギャザーがお尻の溝にきちんとフィットしているか、手で軽く触れて確認しましょう。
下着のように一気に引き上げるのではなく、少しずつ位置を調整しながら履かせることがポイントです。
赤ちゃんの体に合ったサイズを選ぶ
パンツタイプのおむつは、赤ちゃんの体に合ったサイズを選びましょう。
赤ちゃんの体に合わない大きすぎるおむつは隙間ができやすく、小さすぎるおむつはギャザーが肌に食い込んでモレの原因となります。
体重は主な目安となりますが、赤ちゃんの体型や活動量によっても最適なサイズは変わってきます。
太ももやお腹周りに隙間ができていないか、ウエストがきつすぎないかなど、実際に履かせてみて確認することが重要です。
また、おむつの上端が赤ちゃんのおへその位置まで来ているかも、重要なチェックポイントです。
夜用と昼用で異なるサイズを使用することも検討してください。
夜間は長時間の使用となるため、若干大きめのサイズを選ぶことで、快適な睡眠を確保できます。
昼間は活動量が多いため、程よくフィットするサイズを選びましょう。
パンツタイプおむつのサイズの選び方
パンツタイプおむつのサイズ選びは、快適な着用感とモレ防止の両面で重要です。
基本的な選び方として、まずはパッケージに記載された体重を目安にします。
ただし、これはあくまでも参考値であり、赤ちゃんの体型や活動量によって最適なサイズは変わります。
サイズが合っているかどうかは、実際に履かせてみると判断可能です。
適切なサイズの場合、ウエスト部分にゆとりがあり、足の付け根にある折り返し部分が自然にフィットします。
きつすぎる場合は足の付け根や太ももに跡が付き、緩すぎる場合は隙間ができてモレの原因となります。
特に注意が必要なのは、成長の移りかわりの時期です。
赤ちゃんの成長は個人差が大きく、同じ月齢でも体格は様々です。
体重が境界線上にある場合は、活動量や体型を考慮して選びましょう。
活発に動く赤ちゃんの場合は、少し大きめのサイズを選ぶことで動きやすさを確保できます。
また、サイズ変更のタイミングは、以下のような兆候が見られたら検討してください。
- おむつが頻繁に漏れる
- 足の付け根に跡が付く
- 腹部やウエストがきつそうに見える
- 着用時に赤ちゃんが不快そうな様子を見せる
上記の症状が出始めたら、一つ上のサイズを試してみることをおすすめします。
パンツタイプおむつの上手な履かせ方・脱がせ方
最後に、パンツタイプおむつの上手な履かせ方と脱がせ方を紹介します。
パンツタイプのおむつへ移行を検討しているパパ・ママは、ぜひ参考にしてください。
仰向けで寝ている状態の履かせ方
仰向けで寝ている状態の履かせ方は以下の通りです。
- おむつの前後を確認する。
- おむつの足ぐりから手を入れ、おむつを横に広げながら赤ちゃんの足を穴に通す。
- 両足を通したら、おむつのウエスト部分をおへそ辺りまでしっかりと引き上げる。
- 股下部分に隙間がないか確認する。
- おなかと太ももまわりのギャザーを外側に立てる。
立っている状態の履かせ方
つかまり立ちができる場合は、立っている状態で履かせられます。
立っている状態の履かせ方は、以下の通りです。
- おむつの前後を確認する。
- おむつのウエスト部分から両手を入れておむつを横へ広げ、赤ちゃんの足を片方ずつ穴に通す。
- 両足を通したら、おむつのウエスト部分をおへそ辺りまでしっかりと引き上げる。
- 股下部分に隙間がないか確認する。
- おなかと太ももまわりのギャザーを外側に立てる。
パンツタイプおむつの脱がせ方
パンツタイプおむつの脱がせ方は、以下の通りです。
- 横のマチを両側とも破る。
- 赤ちゃんのおしり部分を、おしり拭きで綺麗に拭き取る。
- 汚れた面を内側に丸めながら、前に引き抜く。
おしっこだけの場合は、通常の下着のように足から抜くこともできます。
ただし、汚れが付いている場合は必ず横を破って処理しましょう。
まとめ
パンツタイプのおむつへの切り替えの目安やサイズの選び方を解説しました。
パンツタイプのおむつへの切り替え時期は、赤ちゃんの個人差により大きく異なります。
一般的な目安として、6ヶ月〜7ヶ月頃から導入する家庭が多いです。
最近は、テープタイプとパンツタイプの中間的な商品も増えており、スムーズな移行をサポートしてくれます。
決して焦らずに、赤ちゃんの成長に合わせてパンツタイプのおむつへの切り替えを進めていくことが大切です。