おむつは、赤ちゃんの成長に合わせてサイズを見直しながら購入しなければいけません。
サイズが合わないおむつをしていると、大き過ぎる場合は隙間からうんちなどが漏れてしまったり、逆に小さ過ぎる場合は赤ちゃんが苦しい思いをしたりする可能性があります。
特に新生児用のおむつは使用期間が限られているため、出産前にどの程度の量を購入するべきか分からないと感じる方も多いようです。
そこでここでは、新生児が1日におむつを替える回数の目安や、サイズアップのタイミングについて詳しくまとめました。
これから産まれてくる・産まれたばかりの赤ちゃんにおむつを用意したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
新生児とは
赤ちゃんが生まれてから28日未満の間を「新生児」と呼びます。
新生児期間に赤ちゃんは胎内と違う外の世界に、体を順応させなければいけません。
新生児は眠る・授乳・おしっこやうんちを繰り返しながら過ごします。
特に新生児の体はデリケートであり、体温調整機能や皮膚のバリア機能も未熟です。
大人が室温や着るものを常に管理する必要があります。
おむつは赤ちゃんの成長に合わせてサイズアップするべき
おむつは赤ちゃんの成長に合わせて適切なサイズに変更しなければいけません。
無理にサイズが合わないおむつをつけていると、次のような問題が起こります。
- おむつが大き過ぎて隙間からおしっこ・うんちが漏れてしまう
- おむつが小さ過ぎて赤ちゃんに苦しい思いをさせてしまう
- おむつが小さ過ぎておしっこ・うんちを吸収しきれない
また、赤ちゃんがハイハイ・歩けるようになると、サイズが合わないおむつのせいで行動が制限されてしまう可能性があります。
一般的なおむつのサイズの種類と体重の目安
おむつのサイズに用意された種類や適正体重の目安は、メーカーにより異なります。
ここでは、一般的なおむつのサイズ選びの目安を紹介します。
おむつのサイズ | 体重の目安 | 成長の目安 |
---|---|---|
新生児用 | 5kg未満 | ねんね |
Sサイズ | 4 kg〜8kg | ねんね |
Mサイズ | 5 kg〜12kg | おすわり・はいはい |
Lサイズ | 9 kg〜14kg | はいはい・たっち |
XLサイズ(ビッグサイズ) | 12 kg〜22kg | たっち |
こちらを参考にすると、新生児用のおむつは体重5kg未満の新生児に適していることが分かります。
おむつの形状は赤ちゃんの成長と特性に合わせる
おむつには、テープタイプとパンツタイプの2種類があります。
テープタイプは赤ちゃんが床に仰向けになっている状態でおむつ替えをする形状で作られており、おむつに付いているテープを止めて固定します。
パンツタイプは、パンツのように下からお腹まで引き上げて着る形状です。
そのため、立ったままおむつを替えることができるだけでなく、締め付けが少なく赤ちゃん自身が動きやすいというポイントがあります。
おむつは赤ちゃんの体重や体型以外に、毎日の行動に合わせて種類を見直すべきです。
新生児が1日に使うおむつの数の目安
赤ちゃんが1日におむつを替える回数は、赤ちゃんのおしっこ・うんちの回数に比例します。
特に新生児は尿便をお腹に溜めておく機能が未熟であり排泄の頻度が高いため、新生児以降と比較して毎日多くのおむつが必要になると考えてください。
月齢 | 1日に必要なおむつの数の目安 |
---|---|
新生児〜3ヶ月未満 | 10枚〜15枚 |
生後3ヶ月〜6ヶ月未満 | 5枚〜10枚 |
生後6ヶ月〜1歳 | 5枚〜6枚 |
また、暑い時季には汗によるかぶれを防ぐ目的で、上記の目安よりも多くのおむつが必要になるでしょう。
出産前に用意しておく新生児用おむつの量とは?
出産前に赤ちゃんのおむつを用意しておく場合、「新生児が1日に必要なおむつの枚数×新生児期間」で計算をしてしまう方がいるようです。
仮にその計算式で考えた場合、300枚以上の新生児おむつを買うことになるでしょう。
新生児用のおむつは1袋に50枚〜90枚入っているため、4袋〜6袋も新生児用おむつを用意する計算となってしまいます。
しかし、赤ちゃんの正確な体重や体重が増えるスピードは、出産後まで分かりません。
産まれた時から3.5kg以上の体重で生まれる子もいれば、生後1ヶ月を待たずに5kgを超える赤ちゃんもいるのです。
このような理由から、新生児用のおむつは出産前にまとめ買いするのではなく、1袋程度を用意しておき、赤ちゃんの成長に合わせて適切なサイズのおむつを買い足すと良いでしょう。
新生児用おむつをSサイズのおむつにサイズアップする時のポイント
新生児用のおむつをSサイズのおむつにサイズアップするタイミングは、赤ちゃんの体重のみで考えるべきではありません。
ここでは、おむつのサイズアップを考える時にチェックが必要なポイントをご紹介します。
Sサイズのおむつの適正体重になった
新生児用おむつの適正体重を超えた時には、おむつのサイズアップを考えましょう。
サイズごとの適正体重はメーカーによって異なるため、購入時に袋の表記を確認してください。
一般的には、4kg〜5kgを超えた赤ちゃんは、Sサイズが使えるようになります。
おむつを取った時にお腹に赤い跡が残る
赤ちゃんはおむつのフィット感を自分で説明できません。
そのため、おむつを外した時にお腹に赤くおむつの跡が残っていたら、「キツいのかもしれない」と考えましょう。
赤ちゃんの肉付きには個人差があるため、新生児用おむつの適正体重でもウエスト部分がキツくなるケースも多いです。
おしっこ・うんちが漏れてしまうことが増えた
新生児は尿便をお腹に溜めておく消化器の発達が未熟であり、頻繁におしっこ・うんちを繰り返します。
しかし、成長とともに消化器が発達することで、排泄の回数が減り一度のおしっこ・うんちの量が増えるのです。
おしっこ・うんちがおむつでキャッチし切れないこと(おしっこ漏れ・うんち漏れ)が続くようなら、おむつのサイズアップを考えるタイミングだと言えるでしょう。
新生児用おむつの選び方
さまざまなメーカーが新生児用のおむつを販売しています。
ここでは、新生児用のおむつを選ぶ時に知っておくべきポイントをまとめました。
吸水性・通気性を重視してかぶれにくさを優先する
新生児の肌は非常に敏感であり、簡単にかぶれてしまいます。
吸水性が高いおむつなら、おしっこをすぐに吸収してお尻をサラサラな状態に保てるでしょう。
また、新生児の体温は大人よりも高いため、通気性も重視しておむつの中が蒸れないようにすることも大切です。
さらに肌触りが良い素材を採用したおむつなら、摩擦による肌荒れや乾燥も予防できます。
漏れにくい商品を選ぶ
新生児は1日中眠った姿勢で過ごすため、背中におしっこやうんちが漏れてしまうことがあります。
清潔な環境を保つためにも、ストッパーやギャザーが付いた排泄物が漏れにくい作りのおむつを選びましょう。
吸水性が高いおむつは瞬時におしっこを吸収できるため、漏れにくさのポイントからも重要視するべきです。
使いやすさやコストパフォーマンスで選ぶ
新生児は1日に10枚以上のおむつを消費することが多いです。
紙おむつ1枚の価格は約15円〜35円と幅があるため、コストパフォーマンスも考えた上でのおむつ選びをすると良いでしょう。
ただし、安いからという理由で品質の悪いおむつを使ってしまうと、赤ちゃんの肌トラブルにつながる可能性があります。
安価であっても安心して使えるか、吸水力や肌触り、フィット感などの基本機能をしっかり確認しましょう。
また、テープの位置や使い心地もメーカーにより異なります。
新生児はおむつ替えの回数が多いため、使い勝手が良いものを選ぶべきでしょう。
品質とコストのバランスを考えるようにしてください。
新生児用のおむつが余ってしまった時の活用方法
先ほどもお伝えしたように、新生児用のおむつが最終的に何枚必要になるかは予測が難しく、「新生児用のおむつがたくさん余る」方は多いです。
しかし、小さくなった新生児用おむつを赤ちゃんに無理に使うことは良くありません。
余った新生児用おむつは、次のような方法で活用できます。
知人にあげる
これから出産予定がある知人がいるのなら、余ったおむつを譲ることでおむつを無駄にせずに済みます。
おむつを扱うメーカーは非常に多く、これから出産を控えているママは「それぞれのメーカを比較検討したい」と考えているものです。
新生児用おむつをもらえれば、赤ちゃんにぴったりのメーカーを探しやすくなるでしょう。
お掃除に使う
おむつは吸収力が強く簡単に壊れないという特性を持ちます。
おむつの吸収面を外側にして使えば、油汚れの掃除や窓の結露を吸い取るなどの活用方法があるでしょう。
おむつは気軽に使い捨てできるため、お掃除グッズとしても使いやすいのです。
嘔吐処理に使う
乳幼児に限らず、子どもは嘔吐する機会が多いです。
特に感染症の際の嘔吐は、嘔吐処理をする時の感染拡大に注意しなければいけません。
余ったおむつを2枚に重ねて嘔吐処理に使えば、嘔吐物から感染を広げてしまうリスクを少なくできます。
油処理に使う
使い終わった牛乳パックなどに未使用のおむつを入れて処理したい油を注ぐと、おむつが油をしっかり吸収します。
油が全て吸収されたことを確認してから牛乳パックの口をガムテープで塞げば、油を密封した状態で処分できるでしょう。
余ったおむつの活用により油処理グッズや新聞紙などを使わずに、油を捨てられるのです。
非常時のトイレにする
非常時にトイレが使えなくなった場合、余ったおむつが簡易トイレとして活用できます。
おむつは成人の一度の尿を吸収するだけの機能を備えているのです。
余ったおむつを非常袋に入れておけば、いざという時に役立つ可能性があります。
未開封の商品の場合はフリマサイトで売る
未開封のままの新生児用おむつが丸々余ってしまった場合には、フリマサイトやリサイクルショップで売るという手もあります。
送料や手間はかかりますが、サイズアップしたおむつを購入する費用の一部にはなるでしょう。
まとめ
新生児用おむつは、赤ちゃんの体重や体のサイズ、おしっこやうんちの頻度に応じて、適切なタイミングでサイズアップを検討することが大切です。
サイズが合わないおむつを使い続けると、漏れが発生しやすくなるほか、赤ちゃんが窮屈に感じてしまう場合もあります。
普段使いのおむつを選ぶ際には、吸水力やフィット感、肌へのやさしさ、安全性を考慮すると、赤ちゃんが快適に過ごせます。
Megumiのおむつは、安価でありながら基本機能を備え、第三者検査により安全性が確認されているため、安心して日常的にお使いいただけます。
この記事を参考に、赤ちゃんにぴったりのサイズのおむつを選んであげてください。