赤ちゃんは、生まれてから毎日おむつを履きます。
赤ちゃんのおむつは、成長スピードに合わせてサイズを変更しなければいけません。
しかし「どのタイミングで変えればいいのかよく分からない」というパパ・ママもいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、おむつサイズの選び方のポイントを解説します。
おむつのサイズアップのタイミングも併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
おむつのタイプとサイズ目安
まずは、一般的なおむつのタイプ(テープタイプ、パンツタイプ)とサイズ目安を解説します。
あくまでも目安になるため、参考までにご覧ください。
テープタイプのおむつ
サイズ | 赤ちゃんの体重 | 一日あたりの使用枚数 | 赤ちゃんの成長目安 |
---|---|---|---|
新生児 | 〜5kg | 10枚~15枚 | ねんね |
S | 4kg~8kg | 6枚~9枚 | ねんね |
M | 6kg~11kg | 6枚~9枚 | おすわり・寝返り・はいはい |
L | 9kg~14kg | 6枚~9枚 | たっち |
パンツタイプのおむつ
サイズ | 赤ちゃんの体重 | 一日あたりの使用枚数 | 赤ちゃんの成長目安 |
---|---|---|---|
S | 4kg~8kg | 6枚~9枚 | ねんね |
M | 6kg~11kg | 6枚~9枚 | おすわり・寝返り・はいはい |
L | 9kg~14kg | 5枚~7枚 | たっち |
XL | 12kg~22kg | 5枚~7枚 | たっち |
XXL | 15kg~28kg | 5枚~7枚 | たっち |
卒業パンツ | 12kg~22kg | 5枚~7枚 | トイレトレーニング |
おむつ選びのポイント5つ
続いて、おむつ選びのポイントを5つ解説します。
- 赤ちゃんの体重
- 赤ちゃんの成長度合い
- 肌に優しい素材
- コスト面
- 機能面
1.赤ちゃんの体重
基本的には、赤ちゃんの体重を目安にしておむつを選びましょう。
おむつメーカーは体重に応じてサイズを細かく区分しており、一般的に新生児用(〜5kg)、Sサイズ(4 kg〜8kg)、Mサイズ(6 kg〜11kg)、Lサイズ(9 kg〜14kg)というように展開しています。
ただし、おむつのサイズはメーカーにより若干異なるため、実際に赤ちゃんにおむつを履かせてフィット具合を確認するのがおすすめです。
サイズが合っているかの目安を、以下にまとめました。
おむつのタイプ | サイズが合っているかの目安 |
---|---|
テープタイプ | おむつを履いた時にお腹周りに指が1、2本入る程度 |
パンツタイプ | おなかや太ももにおむつの跡が残らない |
特に、成長期の赤ちゃんは短期間で体重が変化するため、定期的なおむつサイズの見直しが必要です。
2.赤ちゃんの成長度合い
赤ちゃんの成長度合いも、おむつ選びの重要な要素です。
例えば、寝返りを始める時期(生後4ヶ月〜6ヶ月頃)には動きやすさを重視したタイプを、はいはいを始める時期(生後7ヶ月〜8ヶ月頃)には足の動きを妨げないフィット感のあるタイプを選びましょう。
また、夜間の睡眠時間が長くなってくる時期には、より高い吸収力を持つ夜用タイプの使用を検討します。
成長に伴い排尿量も増えていくため、排尿量に応じた吸収力のあるおむつを選ぶことも重要です。
特に離乳食を始める時期は、便の状態が変化するため、より漏れにくいタイプを選ぶようにしましょう。
3.肌に優しい素材
肌に優しいおむつ素材は、赤ちゃんの皮膚トラブルを防ぎます。
新生児の肌は特にデリケートなため、低刺激性の素材を使用したおむつを選びましょう。
具体的には、肌に直接触れる表面シートが通気性の高い素材であることや、かぶれの原因となる化学物質が使用されていないことを確認します。
また、おむつかぶれ防止のための保湿成分や、アレルギーテスト済みであることなども重要なポイントです。
特に、肌が敏感な赤ちゃんの場合は、オーガニックコットンを使用したものや、無添加・無香料のものを選ぶのも良いでしょう。
4.コスト面
おむつ選びは、コストパフォーマンスの点でも重要です。
新生児期はおむつを1日10枚以上使用することもあり、月々のおむつ代は家計に大きな影響を与えます。
そのため、定期購入サービスやまとめ買いによる割引を活用したり、セール時期を狙って購入するなどの工夫が重要です。
ただし、価格だけを重視して品質の劣るものを選ぶと、漏れや肌トラブルが起こるかもしれません。
また、サイズアップの時期が近い場合は、大量購入を避けて必要な分のみ購入するなど、計画的に購入しましょう。
5.機能面
おむつの機能面では、吸収力やフィット感、通気性などを総合的に評価します。
特に重要なのは吸収力で、おしっこをすばやく吸収し、肌表面をドライに保つ機能が必要です。
また、横モレ防止のためのギャザーや、背中からのモレを防ぐバリア機能なども重要な要素となります。
さらに、おむつ交換の時期が分かりやすい「おしっこサイン(お知らせライン)」の有無や、マジックテープの使いやすさ、付け外しのしやすさなども考慮すると良いでしょう。
季節に応じて、夏場は通気性の高いタイプ、冬場は保温性のあるタイプを選ぶなど、使用時期に合わせた機能選びも大切です。
おむつのサイズアップのタイミング
ここからは、おむつのサイズアップのタイミングを解説します。
- おしっこが漏れる
- おむつかぶれをしている
- 赤ちゃんの体におむつの跡がつく
- おむつを止めるテープの位置が外側になった
上記のサインが確認できたら、おむつのサイズアップを検討しましょう。
おしっこが漏れる
赤ちゃんが成長すると、おしっこの量が増え、おむつの吸収量が不足します。
もし、おしっこをした後のおむつの表面がサラサラしていなかったり、時々漏れるようになったりしたら、おむつをサイズアップさせましょう。
おむつかぶれをしている
赤ちゃんのおしっこやうんちは、成長とともに変化していきます。
おむつのサイズが小さいと、おしっこやうんちを吸収しきれずに、おむつかぶれにつながるのです。
もし、おしりやデリケートゾーンがポツポツしていたり、赤くなっていたりしたら、おむつのサイズを上げてみましょう。
赤ちゃんの体におむつの跡がつく
おむつのサイズが小さくなってくると、赤ちゃんの体におむつの跡がつきます。
赤ちゃんの肌が赤くなっていたり、おむつの跡がつくようになったら、おむつのサイズを上げましょう。
おむつを止めるテープの位置が外側になった
テープおむつの場合は、テープを止める位置を変えることで、赤ちゃんのサイズに対応可能です。
しかし、テープを止める位置が外側になってきた場合は、おむつのサイズアップを検討しましょう。
ギリギリのところでテープを止めていると、赤ちゃんが動いた際におむつが外れてしまうかもしれません。
これを防ぐためにも、おむつを止めるテープの位置が外側になったら、おむつをサイズアップしましょう。
おむつをサイズアップする際のコツ
最後に、おむつをサイズアップする際のコツを紹介します。
- メーカー変更を検討する
- 1パックから購入する
おむつのサイズアップを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
メーカー変更を検討する
おむつをサイズアップする前に、メーカー変更してみるのも一つの方法です。
赤ちゃんの成長に伴い、体型や活動量、排泄量が変化するため、それまで使用していたメーカーのおむつが急に合わなくなることもあります。
例えば、はいはいを始める時期には、より動きやすさを重視したメーカーに変更すると、赤ちゃんの活動を妨げません。
また、夜間の睡眠時間が長くなってくると、より高い吸収力を持つメーカーへの変更を検討するのもおすすめです。
おむつのメーカー変更を検討する際は、まず各メーカーのサンプルを取り寄せて試してみましょう。
サンプルは多くのメーカーが無料で提供しており、実際の使用感を確認できます。
サンプルを試す際は、肌への刺激や吸収力、フィット感、漏れの頻度などを確かめてください。
メーカーによりサイズ展開が若干異なるため、体重の目安だけでなく、実際の装着感も重要な判断基準となります。
1パックから購入する
おむつをサイズアップする際は、まとめ買いをせずに1パックから購入しましょう。
なぜなら、赤ちゃんの体型や活動量により、同じサイズ表記でもメーカーごとにフィット感が異なることがあるからです。
サイズを上げたおむつを使用し始めた際は、おむつ交換時に特に注意深く観察してください。
具体的には、足回りのフィット感やウエストの締め付け具合、漏れの有無、肌への刺激の有無などをチェックします。
また、おむつの使用時間帯(昼・夜)による違いや、活動量による影響なども確認しましょう。
新しいおむつを1パック購入し問題ないことを確認できれば、まとめ買いや定期購入も検討できます。
逆に、問題が見つかった場合は、別のサイズや別のメーカーを試すことができ、大量購入による無駄を防ぐことが可能です。
さらに、季節の変わり目などでは、汗をかく量も変化するため、それまで問題なく使用できていたおむつでも合わなくなることがあります。
そのため、定期的に少量購入でのおむつの見直しをすることも重要です。
まとめ
おむつサイズの選び方のポイントとサイズアップのタイミングについて解説しました。
おむつは「赤ちゃんの体重」「赤ちゃんの成長度合い」「肌に優しい素材」「コスト面」「機能面」を考慮して選びましょう。
また、「おしっこが漏れる」「おむつかぶれをしている」「赤ちゃんの体におむつの跡がつく」「おむつを止めるテープの位置が外側になった」などのサインが確認できた際は、おむつのサイズアップを検討してください。