赤ちゃんのお風呂は赤ちゃんにとってもママ・パパにとっても大切なスキンシップの時間です。
しかし、赤ちゃんは大人よりもデリケートなので、適切な温度や入浴時間を守らないと負担をかけてしまうことがあります。
そこで、ここでは赤ちゃんが安全に楽しくお風呂に入れるような入浴のポイントや適切なお風呂の入れ方を解説します。
赤ちゃんの入浴でお悩みがある方は、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
赤ちゃんと親子のバスタイムは貴重な時間
赤ちゃんにとってお風呂に入るということは身体を清潔にするだけでなく親子の絆を深められる大切な時間です。
お風呂の時間は赤ちゃんにとって新しい感覚を楽しむ機会であり、親にとっては赤ちゃんの成長を見守ることができます。
貴重なバスタイムをより楽しく、安全にするためには適切な環境を整えることが重要です。
赤ちゃんをお風呂に入れる際に適切な温度
新生児~生後6か月の赤ちゃんをお風呂に入れる際に適切なお湯の温度は、38℃~40℃です。
外気温が高い夏は38℃、寒い冬は40℃に設定するなど、季節によって変えましょう。
大人にとって少しぬるいくらいの温度が赤ちゃんに適しています。
赤ちゃんをお風呂に入れる時間
赤ちゃんが湯船に浸かる時間は3分~5分以内にしましょう。
長時間入浴すると赤ちゃんの体に負担がかかってしまうことがあります。
場合によってはのぼせしまうこともあるので、すばやく入浴を済ませるようにしましょう。
赤ちゃんをお風呂に入れるタイミング
赤ちゃんにとってお風呂タイムは生活リズムを整えるために大切なポイントです。
夕方から夜の毎日決まった時間に入浴しましょう。
<こんなタイミングでの入浴は避けよう>
- 授乳後すぐ
- 離乳食を食べた後すぐ
- 深夜
授乳後や離乳食を食べてすぐに入浴すると吐き戻ししてしまう可能性があるので、食後1時間程度は時間を空けるようにしましょう。
赤ちゃんのお風呂の入れ方
ここでは、赤ちゃんのお風呂の入れ方を紹介します。
お風呂上りに着る衣服・おむつ・タオルを準備する
赤ちゃんをお風呂に入れる前に、入浴中・入浴後に必要な物を準備しておきます。
事前に用意しておくことで、スムーズに赤ちゃんをお風呂に入れることができます。
ねんね期の場合は、お風呂上りに赤ちゃんを寝かせるところにタオルを敷いて、その横におむつと衣服を用意しておくとスムーズです。
お風呂の温度を測る
お風呂に入る前に湯船のお湯の温度を測っておきましょう。
赤ちゃんの服を脱がしてからお湯の温度を測った場合、温度が熱すぎたり冷たすぎたりしたら赤ちゃんを裸の状態で待たせなくてはなりません。
赤ちゃんが長時間裸でいると風邪を引いてしまう可能性があるので、事前にお湯の温度を確認しておくのがおすすめです。
湯船に浸かる
まずは湯船に浸かってしっかりと体を温めます。
長時間湯船に浸かるとのぼせてしまう可能性があるので、3分~5分以内で上がるようにしましょう。
赤ちゃんの様子を確認しながら入浴することが大切です。
頭を洗う
赤ちゃんの頭を洗うときはベビー用シャンプーをしっかりと泡立ててから使いましょう。
泡で優しく洗うと赤ちゃんの頭皮を傷つけずに汚れを落とすことができます。
シャワーの温度も湯船と同じ38℃~40℃のぬるめの温度に設定しましょう。
シャンプーの泡が残っていると肌に負担がかかるので、しっかりと洗い流すことが大切です。
<頭を洗う際の注意ポイント>
- 爪を立てずに指の腹で洗う
- 強い力でこすらない
- シャンプーを使いすぎない
- ぬるま湯でしっかりと洗い流す
体を洗う
体を洗う時はベビー用ボディソープや泡立てた石鹸を使います。
泡を使って優しく体全体を洗いましょう。
足の付け根・首・わきの下は汚れが溜まりやすいので、丁寧に洗うのがポイントです。
体を洗った後はしっかりと泡を流します。
<体を洗う際の注意ポイント>
- 泡で体を洗う
- ゴシゴシこすらない
- 爪で肌を傷つけない
- しっかりと洗い流す
体を拭く
入浴が終わったら脱衣所やリビングなど暖かい部屋で体を拭きます。
入浴後に寒い部屋で裸になっていると湯冷めして体調を壊してしまうこともあるので、部屋の温度に注意が必要です。
柔らかいタオルやガーゼで優しく、すばやく水分を拭き取りましょう。
<体を拭く際の注意ポイント>
- 暖かい部屋で体を拭く
- すばやく水分を拭き取る
- ゴシゴシとこすらない
スキンケア
入浴後は肌が乾燥しやすいので保湿することが大切です。
赤ちゃんでも使える低刺激タイプの保湿剤を全身に塗りましょう。
顔も乾燥するので顔にも濡れる保湿剤を使うのがおすすめです。
<スキンケアする際の注意ポイント>
- すばやく体に塗る
- かゆみや赤みが出た時は使用を中止する
赤ちゃんをお風呂に入れる際に注意するポイント
赤ちゃんとのバスタイムは親子の絆を深める貴重なひとときです。
そんな大切な時間を心地よく安全に過ごすために以下のポイントに注意しましょう。
お風呂の量と温度に注意する
赤ちゃんが入浴する際のお湯の量は赤ちゃんの胸の高さまでが適切です。
親子で一緒に入浴するときは抱っこして、お湯の高さを調節しましょう。
また、お湯の温度は38℃~40℃程度のぬるま湯が適切です。
温度が高いお湯に入ると皮膚に刺激を与える可能性があり、温度が低いお湯に入ると体温が下がる可能性があるので注意が必要です。
のぼせに注意する
赤ちゃんは長時間入浴するとのぼせてしまう可能性があります。
大人よりのぼせやすいので、5分程度で入浴をすませるのがポイントです。
顔が異常に赤い・ぐったりしているなどの症状がある際はのぼせている可能性があるので、医療機関を受診しましょう。
部屋を暖めておく
入浴後の急な温度変化は赤ちゃんの体調不良の原因になるので、お風呂場や脱衣所はあらかじめ温めておきましょう。
暖房器具を使用する際は、赤ちゃんが触ってやけどしないように注意が必要です。
しっかりと拭く
入浴後は全身をすばやく拭いて十分に水分を拭き取ります。
水分が残っていると湯冷めしてしまう可能性があるので注意しましょう。
お風呂あがりは水分補給する
赤ちゃんはお風呂に入ると多くの汗をかきます。
水分不足にならないために、入浴後は母乳やミルクで水分補給をしましょう。
授乳後すぐは避ける
授乳後すぐに入浴すると吐き戻ししてしまう可能性があります。
授乳後は1時間程度空けてから入浴するようにしましょう。
寝る時間
寝る時間の直前にお風呂に入るとなかなか眠れないこともあるので、寝る2時間ほど前に入浴を済ませておきましょう。
赤ちゃんをお風呂に入れる際に必要な物
赤ちゃんのお風呂に入れる際にいくつか必要な物があります。
ここでは、赤ちゃんの入浴時に必要な物を紹介していきます。
<入浴時に必要な物>
- ガーゼor柔らかいタオル
- ベビー用ボディソープor石鹸
- ベビー用シャンプー
<入浴後に必要な物>
- バスタオル
- おむつ
- 肌着
- 衣服
- 保湿剤
<入浴時にあると便利な物>
- お風呂用おもちゃ
- ベビーマット
- バスチェア
- シャンプーハット
- バスローブ
一人で赤ちゃんをお風呂に入れる際にはバスチェアが活躍します。
ママ・パパが体を洗っている時間に赤ちゃんを待たせる時はバスチェアに寝かせて待っていてもらうのもおすすめです。
まとめ
赤ちゃんにとってもママ・パパにとってもバスタイムは貴重な時間です。
しかし、初めての育児では戸惑うこともたくさんあるでしょう。
特に温度や時間を間違うと赤ちゃんが体調を崩してしまう可能性もあるので、事前に知っておくと安心です。
赤ちゃんのお風呂に関する正しい知識を身に付けて安全に楽しくバスタイムを過ごしましょう。